なぜアルコール類が良くないか

2021.08.08 (金)

長期にわたり大量の飲酒をすると、肝臓でアルコールが代謝される際に中性脂肪が蓄積し、脂肪肝や肝硬変などの肝臓障害が引き起こされます。 しかし、お酒が悪影響を及ぼす臓器は肝臓だけではありません。 糖尿病やすい炎などのすい臓の障害のほか、消化管、循環器系、脳、末梢神経障害など、全身の臓器におよび障害が現れます。

1 アルコールの健康への影響

アルコールにより引き起こされる身体的影響
① 肝臓の疾患
体内に入ったアルコールの90%以上は肝臓で分解されるため、長年の飲酒により肝臓はさまざまな影響を受けます。まず、肝臓に脂肪がたまる脂肪肝、次に肝炎になり、最後には肝硬変へと進行していきます。


② 消化管の疾患
アルコールは、その通り道である消化管にもさまざまな影響を及ぼします。食道炎、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらに咽頭がん、食道がん、大腸がんなどになる危険も増加。そのほか、栄養吸収障害を引き起こします。


③ 心血管系の疾患
飲酒は血圧を上昇させ、高血圧を引き起こします。また、多量の飲酒を続けると、心臓の筋肉が障害を受け、心筋症になります。


④ 脳の疾患
多量の飲酒を続けると、血圧が上昇し、脳卒中にかかりやすくなります。また、アルコールは、脳に対して直接の障害を与え、アルコール性認知症や小脳変性症を引き起こします。そのほか、中枢神経の機能維持に必要なビタミンの吸収障害をきたし、ウエルニッケ脳症、コルサコフ症候群を引き起こします。


⑤ その他の疾患
アルコールはカロリーが多く含まれており、飲酒にともない食事量も増えやすいため、肥満や中性脂肪上昇の原因となるほか、痛風、糖尿病にかかりやすくなります。しかし、飲酒量が過量になると逆に、栄養吸収障害をきたし、脳の病気や貧血にかかりやすくなります。そのほか、女性特有の問題として、生理周期に異常をきたしたり、妊娠出産の異常が起こりやすくなります。


アルコールと心理的影響
寝つきをよくするために寝酒をしたり、うさ晴らしのために飲酒をすることがありますが、定期的に大量飲酒を繰り返していると、逆に不眠の原因になったり、うつ、不安が強くなってきます。さらに大量飲酒を続けると、アルコール依存症へと進行し、飲まないと離脱症状が現れるようになってきます。


アルコールと社会問題
大量飲酒を繰り返すことにより、家庭内暴力、離婚、失業、経済的困難などのほか、犯罪、事故を起こす危険が高くなります。

※すでに国民の90%はウィルス保菌しています

しかしながらある一定のバランスで維持しています

アルコール類が入れば上記記載どうり体内のバランスが崩れてウィルスが間質の細胞膜から侵入します・これが発症です

お酒を止めればかなりの数の方が健康を取り戻せます