腎性貧血・腎臓はコンピューター
2023.02.23 (水)
「腎臓が悪くなる」と「貧血」が起こる?-腎臓と貧血の関係を分かりやすく解説!-
.
腎臓について
腎臓は、腰の辺りに左右1つずつある臓器です。
成人で長さ約10cm、幅約5cmでソラマメのような形をしています。
腎臓は泌尿器系の1つで、代表的な働きは「尿をつくること」ですが、
他にも血圧の調節・ビタミンDの活性化・エリスロポエチンの分泌などの働きもしています。
そして、今回解説する「貧血」に関係しているのは「エリスロポエチンの分泌」という働きです。
もう少し詳しくみていきましょう。
▼
エリスロポエチンについて
腎臓から分泌される「エリスロポエチン」は、骨(骨髄)に作用して、赤血球の産生(分化)を促進する作用があります。
※赤血球…全身に酸素を届ける細胞
.
.
腎機能の低下と貧血の関係
腎臓が悪くなるとエリスロポエチンの分泌が低下してしまいます。
すると、赤血球が減少し「貧血」が起こります。
このように腎臓が悪くなり、赤血球が減少して起こる貧血を「腎性貧血」といいます。
.
.
貧血の種類
今回紹介した「腎性貧血」以外にも、下のような貧血もあります。
・鉄欠乏性貧血
・巨赤芽球性貧血(悪性貧血)
・再生不良性貧血
・溶血性貧血
.
.
最後に
このように「腎臓」と「貧血」は関係します。